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【NY市場】株高でドル円は109円台に上昇 米大手銀決算は乗り切った印象 不信任案は否決

見通し 

 きょうのNY為替市場でドル円は買いが優勢となり109円台を回復した。ユーロの上値が重くなっており、相対的にドル買いが優勢となったことからドル円は支えられている。また、引き続き米株が堅調に推移していることもサポート。

 ドル円にとっても目先の材料は米企業決算であろう。きょうはバンカメやゴールドマンなど大手金融の決算が発表になっていたが、債券トレーディング収益は不調なものの、他のセグメントは好調を維持しており、ポジティブな反応を示した。今週の市場は米大手銀の決算を無難に乗り切った印象だ。

 来週から決算は本格化してくるが、思ったほど悪くはないのではとの期待感も出ているようで、市場は米景気減速を織り込み過ぎているとの楽観的な見方も出始めている。
 
 英下院でメイ首相の内閣不信任案が否決されたことも手伝ってドル円は、ストップを巻き込んで109.20円近辺まで上昇する場面も見られた。ただ、FRBが利上げに慎重になっており、米金利先高観は後退している。110円を目指す勢いまでは見られていない。

 ユーロドルはNY時間に入って下げ渋る動きも見せ、1.14ドル台を一時回復。ロンドン時間には短期筋の売りが活発に入った模様で1.1380ドル近辺まで値を落としていた。FRBが利上げに慎重姿勢を垣間見せる中でユーロドルは、1.13ドル台に入ると押し目買いも入る模様。

 ただ、このところECBからもハト派な発言が出始めている。きのうはドラギECB総裁が、「最近の経済は予想上に弱い。大規模な刺激策が依然として必要」と述べ、ユーロの売りを誘っていた。きょうはECB理事のビルドワドガロー仏中銀総裁が、「正常化は極めて漸進的なものになる」と発言していた。

 支えだったドイツ経済に減速感が強まっており、ECBも慎重になっている様子がうかがえる。ECBは現在、夏終わりまでの金利据え置きにコミットしているが、市場では9月利上げへの期待感が高まっていた。まずはじめとして、マイナス0.4%と、マイナス金利を実施している預金金利の0.2%引き上げを期待している模様。しかし、その期待も若干後退しつつあるようだ。

 ポンドは方向感のない展開。英下院でメイ首相の内閣不信任案が否決され、ポンド買いの反応も見せたものの、全体的には方向感のない展開が見られた。なお、EUが英離脱時期を7月以降に延長することを協議するとも伝わっていた。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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