【東京市場】株高好感しドル高円安、ポンドは上昇
連休明けの東京市場ではドル円が108円台後半まで上昇するなど、ドル高円安の動きが広がった。
中国・香港株の買い戻しが優勢となり、昨日の中国の貿易統計を受けて広がっていたリスク警戒感が後退。米株先の上昇も見られ、円安の動きが広がった。
ドル円は朝方の108円10銭近辺からじりじりと上昇する展開。昼頃108円台半ばを超えると、その後は108円50銭近辺がサポートとなる形で高値圏もみ合いとなり、さらに買いが強まる展開に。
この後英国時間夜にEU離脱協定の採決を控えるポンドは、力強い動き。ドル全般が買われる中で朝方の1.2850台から1.29超えまでポンド買いドル売りが入るなど、力強い動きとなった。採決の否決はほぼ確定的も、大敗ではなく僅差になる可能性が指摘されており、その場合、今後の修正案での通過などをにらんでポンド買いも。また、否定された場合のEU離脱期限の延長や、EU側のもう一段の譲歩への期待感などもポンドを押し上げている。
minkabuPRESS編集部山岡和雅