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【ロンドン市場】ポンドが激しく振幅、EU離脱期限延長めぐる報道で

見通し 

11日のロンドン市場は、ポンドが荒っぽい値動きとなった。英鉱工業生産などの指標発表を控えてポンド売りが先行したが、予想よりも弱い結果の発表後には逆に買い戻された。その後、一部報道が英閣僚らがEU離脱期限が延長される見込みとしたことでポンドが急伸。その直後に英政府が英政府の方針としては延期しないと否定、ポンドは値を戻した。ポンドドルは1.27台前半から1.28台半ばで、ポンド円は137円台後半から139円台前半で振幅した。ドル円は108円台前半、ユーロドルが1.15台前半で模様眺め相場。豪ドルは原油先物の上昇とともに東京市場から一段高と比較的素直な展開となっている。

ドル円は108円台前半での取引。東京市場から揉み合い相場が続いており、ロンドン早朝に108.40近辺まで買われたあとは、108.25-35レベルでの取引に終始している。欧州株は買いが先行したが、下げに転じている。ただ、円高方向への動きも乏しい。東京市場の三連休を控えて模様眺めとなっている。

ユーロドルは1.15台前半での取引。東京市場で買われたあとは1.1520-30レベルでの揉み合いが続いている。ポンドドルが急伸する場面で1.1540レベルまで高値を伸ばしたが、すぐに上値を抑えられている。ユーロ円は東京市場での上昇を受けて、ロンドン朝方に125.00レベルまで高値を伸ばした。その後は124.70-90レベルを中心とした取引となっている。ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、独経済の景気鈍化が構造的なものとするのは時期尚早、との認識を示したが、ユーロ相場は反応薄だった。

ポンドドルは1.28台前半での取引。この日は荒っぽい値動きとなっている。序盤は英鉱工業生産などの発表を控えて売りが先行、1.27台後半から1.2710レベルまで下落。しかし、予想よりも弱い結果発表も買い戻しの動きとなった。その後、一部報道が英閣僚らがEU離脱期限が延長される見込みとした。ポンドドルは一気に1.2851レベルまで買い上げられた。しかし、英政府報道官が、政府方針としては延期しない、発言。1.27台後半へと急反落した。延期される見込みの背景には、移民法案について審議すらされておらず、日程的に3月29日の離脱には間に合わないとの報道で再び1.28台乗せとなっている。ポンド円は138円台前半から137.65近辺まで下落後、一時139.15近辺まで急伸。その後は138円台での上下動と忙しい値動き。足元では再び買いが優勢になっている。ユーロポンドは0.90台後半に買われたあとは0.89台後半へと下落している。

豪ドルは堅調な推移。豪ドル/ドルは0.72台前半で高値を伸ばす動き。豪ドル円も78円台前半で買いが継続している。欧州株や原油先物が買い先行する動きに素直に反応した。その後、株式、原油ともに上昇一服となっているが、豪ドルはしっかりとした値動きが継続。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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