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[資源・新興国通貨1/14-18の展望]トルコリラはシリア情勢に要注意!?

見通し 

本稿では、個人投資家の関心が高い、資源・新興国通貨の来週を展望します。

豪ドルNZドル

豪ドルは今週(1/7の週)、対米ドルで約4週間ぶり、対円で約2週間ぶりの高値を記録。NZドルも今週、対米ドルで約3週間ぶり、対円で約1週間ぶりの高値をつけました。

豪ドルやNZドルが反発した背景として、米国株の上昇や米中通商協議の進展期待から、リスク回避の動きが和らいだことが挙げられます。

豪ドルやNZドルは、豪州やNZの経済指標以上に、投資家のリスク意識の変化に反応しやすい地合いです。こうした状況は当面続くとみられ、特に米国の株価動向や米中貿易摩擦に関する報道に注意が必要です。ムニューシン米財務長官は10日、劉鶴・中国副首相が通商協議のため今月中に訪米する可能性が高いとの見方を示しました。

カナダドル

BOC(カナダ中銀)は1月9日、政策金利を1.75%に据え置くことを決定しました。据え置きは、2会合連続です。

声明では、「インフレ目標を達成するため、政策金利を時間をかけて中立レンジまで引き上げる必要がある」との見方を示し、追加利上げを示唆。“時間をかけて”の文言が今回追加されましたが、ポロズBOC総裁はその理由を「時間軸が曖昧であることを示すため」と説明しました。利上げのペースについては、「原油市場やカナダの住宅市場、世界の貿易政策の動向次第」としました。

BOCは政策金利の中立水準を2.50-3.50%と推計しています。仮に0.25%ずつ利上げが行われると想定した場合、現在1.75%の政策金利が2.50%に到達するには、利上げはあと3回と考えることができます。

市場では、米FRB(連邦準備理事会)の利上げ休止観測が強まっています。その状況のなか、BOCが利上げ継続の方針を示したことは、カナダドルにとってプラス材料と考えられます。原油価格が下落を続けなければ、カナダドルは目先、底堅く推移しそうです。

トルコリラ

TCMB(トルコ中銀)が1月16日、政策金利を発表します。政策金利は現行の24.00%に据え置かれそうです。トルコの2018年12月CPI(消費者物価指数)は前年比+20.30%と、2カ月連続で上昇率が鈍化したものの、依然として高水準であるためです。

市場では政策金利が据え置かれるとの見方が有力。その通りの結果になれば、市場の関心は声明の内容へと移りそうです。TCMBが早期に利下げを行うとの観測も市場にあるなか、TCMBの声明が先行きの利下げを示唆する内容に変化した場合、トルコリラには下落圧力が加わるとみられます。一方で、インフレの抑制を重視する姿勢が示された場合にはトルコリラが上昇する可能性があります。前回2018年12月13日の会合時の声明では、「インフレ見通しが大幅に改善するまで、金融政策の引き締めスタンスを維持する」、「必要に応じて、さらなる金融引き締めを行う」との方針が示されました。

トルコリラについては、米国とトルコの関係に関する報道にも注意が必要です。市場では米国とトルコの関係が悪化するとの懸念が再燃しています。ボルトン米大統領補佐官は1月6日、米軍のシリアからの撤退について、トルコがクルド人勢力を攻撃しないと確約することが条件との見解を表明。それに対してエルドアン大統領は8日、ボルトン補佐官を非難したうえで、「テロリストに対して必要な措置を講じる」と語り、新たに軍事行動を起こすことを示唆しました。

トルコはシリア国内のクルド人勢力をテロリストと見なす一方、米国はクルド人勢力を支援。同勢力への対応が米国とトルコの関係悪化の一因となっていました。両国の関係悪化を示す報道がさらに出てきた場合、トルコリラが下落する可能性があります。

南アフリカランド

南アフリカランドは今週(1/7の週)、底堅く推移しました。米国株の上昇や米中通商協議への期待からリスク回避の動きが和らいだこが、南アフリカランドを下支えしました。米FRB(連邦準備理事会)の利上げ休止観測を背景に米ドルが全般的に弱含んだことも、南アフリカランドにとってプラス要因でした。

南アフリカランドは当面、投資家のリスク意識の変化や米ドル全般の動向に影響を受けやすい展開になりそうです。リスク回避の動きが強まる、あるいは米ドルが弱含めば、南アフリカランドは底堅く推移する可能性があります。

SARB(南アフリカ中銀)が1月17日に政策金利を発表しますが、現行の6.75%に据え置かれそうです。市場は据え置きを予想しており、その通りの結果になれば、南アフリカランドに大きな反応はみられないかもしれません。

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※マネースクエアが開催するセミナーには店頭外国為替証拠金取引および取引所株価指数証拠金取引の受託および勧誘を目的とする内容が含まれます。

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