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【NY市場】ドル売り優勢に ドル円は109円台半ばまで下げ拡大

見通し 

 きょうのNY為替市場、年内最後の取引となる中でドル売りが優勢となり、ドル円は109円台に下落した。経済指標の発表もない中で特にドル売りの材料は見当たらないが、来年に向けた動きが既に出ている可能性も指摘されている。

 今年は強い米経済指標と年4回の利上げがドルを予想外にサポートした。しかし、来年は利上げ回数も減り、米成長の鈍化も見込まれることから、ドル売りが先行するとの期待もあるようだ。

 ドル円はロンドンフィキシングにかけて売りが加速し109.55円付近まで下げ幅を拡大。8月安値が109.80円付近に来ていたが、それを下回っている。米国債利回りも下げる中でドル円は下値模索が続いている。

 東京勢は正月休みでドル円の参加者が少ないことが予想される中、今週はパウエルFRB議長の講演や、週末には米雇用統計の発表が控えており、その動向を待ちたい雰囲気もある。

 ユーロドルは1.14ドル台半ばでの上下動。きょうは1.1465ドル付近まで一時上昇していたが、100日線が控える1.1480ドル近辺にはなお慎重な雰囲気が強い。先週発表のドイツの消費者物価指数(HICP)は予想を下回っていたが、ユーロ圏の景気鈍化傾向が鮮明になる中、市場が期待している通りにECBが利上げに踏み切れるのか不透明感も強まっている模様。政治リスクもある中で、ユーロがドル売りの受け皿になっていない状況がなお続いているものと見られる。

 ポンドはロンドンフィキシングにかけて急速に売りが強まったものの、きょうは上昇が目立っている。きょうの上げで21日線を上放れる展開が見られており、リバウンドの流れを加速。特に新たにポンド買いの材料はない。英EU離脱交渉も進展がなく、来年の英議会での投票待ち。今年のポンドは英EU離脱交渉の混迷で4月以降、売りが強まった1年だった。ここに来て離脱交渉の動きが一服しており、何もないことが逆にポンドの買い材料になっているものと思われる。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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