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【NY市場】米株が急反発でドル買い強まる ドル円は111円台に上昇し200日線回復

見通し 

 きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円も買い戻しが強まった。米株式市場でダウ平均の上げ幅が1000ドルを超えるなど、急落していた米株に買い戻しが強まりドルをサポートした。

 為替市場も株にらみの展開が続いているが、クリスマスイブまでの急速な下げから、値ごろ感を指摘する向きも出始めている。意外に2019年の株式市場について、慎重ながらも楽観的な見方も出ているようだ。

 年末商戦の小売売上高が好調とのデータもサポート。マスターカード・スペンディングパルスが11月1日から12月24日までのホリデーシーズンの小売販売を発表し、前年比で5.1%増加した。この6年で最大の伸び。オンラインショッピングの売上高は19.1%増となったことなどを好感している。年末の個人消費は力強かった模様。

 休み中にトランプ大統領がムニューシン米財務長官の更迭を検討していたとの一部報道が流れ話題となっていたが、ホワイトハウスはこれを否定している。また、パウエルFRB議長に関してもハセット米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長が100%安心だと述べていた。

 なお、米中が1月に中堅レベルの貿易協議を計画しており、ゲリッシュUSTR次席代表が訪中すると伝わっている。

 ドル円は111円台を回復。一時111.40円付近まで上昇する場面も見られた。本日安値から100ポイント上昇しており、200日線を一気に回復。明日以降の動きが注目される。

 一方、ユーロドルは1.13ドル台半ばまで下落。きょうは欧州勢が休みのなかユーロ自体は動意薄で、ユーロドルはドルの動きに左右される展開。ストップを巻き込んで一時1.1345ドル付近まで下落し、再び21日線を割り込む動きが見られている。

 来年のユーロに関しては、FRBが利上げを停止するとの予想から強気で見ている向きも少なくない。しかし、ユーロ圏経済は既に減速傾向を鮮明にしており、ECBは夏の終わりまで金利据え置きをコミットしているが、それが長引く可能性は留意される。

 ポンドドルも下落。欧州勢が休みでポンド自体は動意薄の展開の中、ユーロ同様にポンドもドルに左右される展開。米株が急反発する中でドルの買い戻しが強まり、ポンドドルは伸び悩む展開となった。1.26ドル台前半に一時下落し、21日線を再び下回っている。

 ポンドドルは今月に入って下げ止まりの動きを見せているものの、リバウンド相場の気配までは見せず、その動向はEU離脱交渉の行方次第といったところ。1月14日にメイ首相とEUが合意した離脱協定を英議会が承認するか注目される。それまではポンドの方向感は出にくいのかもしれない。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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