【東京市場】株安がリスク警戒誘う
昨日の米株の大幅続落を受けて、朝から日本株も大きく売られる中で、リスク警戒感が強い展開となった。ある程度は昨日の米株安を受けて想定していたものの、日経平均が一時1000円を超える下げを記録する中で、ドル売り円買いの動きが優勢に。
また、トランプリスクもドル売り円買いを誘った。朝方トランプ大統領がムニューシン財務長官の解任を検討との報道が見られ、リスク警戒の動きを誘った。ドル円は110円40銭近辺での推移から110円10銭割れまで値を落とした。その後少し盛り返したが、戻りは鈍く、株安の動きが続く中で、再び安値をトライする流れに。
ユーロ円が126円台から125円50銭台まで値を落とすなど、円はほぼ全面高基調。日本の10年債利回りが2017年以来の0%を付けるなど、リスク警戒の動きが継続した。
もっとも、午後に入ると動きは落ち着きを見せた。今日はクリスマスで日本と中国などごく一部を除いて世界的に休場。特にこの後の欧米時間はほぼ取引がなくなることで、積極的な取引を手控える流れとなった。
minkabuPRESS編集部山岡和雅