【来週の注目材料】閑散見込みのクリスマス相場
来週はクリスマス。
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー ということで、市場はお休みムードです。
週の前半は
24日が日本の祝日、米国は連邦政府が休日、株・債券は短縮取引。欧州市場は一応開いていますが、ドイツなどは祝日。
25日は日本などごく一部を除いて世界的に祝日、
26日は日本に加え、米国が復帰も、欧州、カナダなどは祝日となっています。
開いているところも、日本はともかく海外勢はお休みムードが強いと思われます。
また、日本勢も年末を前に積極性に欠ける展開とみられ、週の前半は膠着した展開が見込まれています。
ただ、ここにきて売りが広がる米株式市場動向などを受けて
世界的に不安定な動きが広がっているだけに、取引が非常に閑散とする中で、
一時的に大きな売り買いが入る可能性には要注意。
2018年はトランプ大統領に市場が振り回された感がありますが、マティス国防相の2月での辞任決定などもあり、米政治情勢が不安定となっており、波乱要素はまだまだあります。
先日のFOMCではトランプ大統領の強い批判にもかかわらず、0.25%の利上げが実施されたこともあり、大統領のFRBへの批判姿勢がさらに強まる可能性などもあります。
こうした米国の状況が、実質世界的な休場状況となるクリスマス期の相場に影響を与え相場を混乱させる可能性が意識されます。
特にリスク警戒感が強まる際の円高進行には要注意。
何もなければ動きが出ず、クリスマス明けには、今週後半のドル売りに対する調整がある程度入る可能性があるだけに、新規にポジションを作って狙いに行くようなものではありませんが、ドル買い円売りポジションを維持していた場合、ストップロス注文などを忘れずに、リスクをきちんとコントロールしておきたいところです。
なお、週の後半もそれほど目立った指標予定はありません。
通常月末に出る米GDPが21日に発表されたように年末年始対応で、多くの指標がすでに発表済みとなっています。