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【ロンドン市場】リスク回避でクロス円が軟調、仏伊景況感悪化

見通し 

21日のロンドン市場は、リスク回避の動き。ドル円が111円台前半で上値重く推移するなかで、ユーロ円豪ドル円などクロス円安値を広げてきている。欧州株が下げ幅を拡大、NY原油先物が年初来安値を再び更新。また、この日発表されたフランスとイタリアの景況感が悪化、フランスは消費支出もさえない結果だった。中央経済工作会議で、来年の大規模減税・手数料削減が示されたほか、金融政策の表現から「中立」の文言が削除された。中国経済の厳しい現状が浮き彫りになったとの見方が、豪ドル売りにつながった面も。

ドル円は111円台前半での取引。東京午後につけた111.46レベル高値に、ロンドン序盤には111.05レベルまで下押しされた。その後はレンジ内での揉み合い。欧州株が下落しており、クロス円で円高の動きが広がっている。ドル円も弱保ち合いになっている。

ユーロドルは1.14台前半での取引。序盤に1.1474レベルまで買われたが、その後は売り一色。12月のイタリア景況感指数は99.8と前回の101.0から低下。100割れは2016年12月以来、2年ぶりとなったことがきっかけ。イタリア指標に先立って発表された12月のフランス景況感指数や11月消費支出も悪化しており、デモの影響が色濃く示されていた。イタリア予算についてきょうの現地時間深夜にも議会採決が行われる見込みとの報道もあり、不透明感が広がっている。ユーロドルは安値を1.1412レベルまで広げた。ユーロ円は127円台後半から一時127円割れ。安値を126.88レベルに更新した。

ポンドドルは1.26台後半での取引。ポンドはユーロの下落に連れて軟調に推移している。ポンドドルは朝方に1.27手前まで上昇したが、その後は1.2640台まで下落。東京午後の安値水準まで押し戻された。ポンド円は141円割れから140.60近辺に本日安値を更新。第3四半期の英GDP確報値は、前期比+0.6%、前年比+1.5%と特段の変化をみせなかった。第3四半期経常収支は265億ポンド赤字と予想以上の赤字拡大だった。一方、11月公共部門純借入額は63億ポンドにとどまり、事前予想70億を下回った。

ロンドン午前の取引では、豪ドルが売りを主導した。対ユーロや対ポンドでも下落している。豪ドル円は79円を再び割り込むと、安値を78.62レベルに広げた。豪ドル/ドルは0.71台割れから0.7072レベルまで下押しされた。NY原油先物が45ドル台前半へと一時下落、年初来安値を更新。中国が金融政策に関する表現から「中立」の文言を削除と報じられている。また、減税など景気対策を打ち出すとの報道もあった。中国経済の現状はかなり厳しそうだとの観測につながっている面も。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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