鳴かず飛ばず
ところが、思いのほか値崩れが早く、10分も立たないうちに、昨日の終値を割ってしまいました。当初、想定では前場しっかりして、日銀の介入の有無はともかく、後場には失速してくると読んでいたのです。これは、昨晩先行指標のダウ輸送株が年初来安値を更新し、リスク選好度の一番高いラッセル2000小型株指数が直近安値更新をしていたためです。
この二つが崩れている以上、ダウ工業株が高くても相場は崩れるというのがセオリーですが、それが思ったより早く、東京で値崩れを誘引したと言えます。
そうかと思えば、どんどん安値を更新していくかというと、そうでもなく、前場比較的荒い動きをしたのとは対照的に、後場はほぼ横一線で膠着状態。
本日は、VI(変動指数)が22.71と22.5超です。売りプログラムが自動的に発動される分岐を超えた状態が続きました。
日経平均は、最終的に71円安の21,148円。さて、これを底値が堅いと見るべきか。それとも、上がれない弱さを重視すべきか。
明日は、「荒れる水曜日」です。「静かな水曜日」になるか、どうか注目です。