ユーロポンドが下げを消す、ポンドは上値重い＝ロンドン為替

ユーロポンドが下げを消す、ポンドは上値重い＝ロンドン為替

　ロンドン序盤の値動きは一服。ユーロポンドの焦点を当てると、下に往って来いとなっている。足元ではユーロ買い・ポンド売りが優勢。ユーロポンドは0.8820近辺から0.8840台へと反発している。

　欧州株は引き続きマイナス圏で取引されているが、序盤の下げの勢いは一服。ユーロ円は128.60レベルまで下落したあと、足元では128.95レベルと129円の大台をうかがう水準となっている。一方、ポンド円は序盤に145.48レベルまで下落したあとは一時146円台を回復したが、再び145.80-90レベルと上値が重い。

　ECB四半期報告では、10月からのQE縮小を受けて、市場での資金調達環境の悪化につながる面が懸念されていた。イタリア予算をめぐる状況も特段の改善をみせていない。英国では一部報道で、メイ英首相に不信任の動きがあると報じられている。株式市場でリスク回避圧力が働くなかで、欧州通貨も神経質な動きをみせている。

EUR/GBP　0.8841　EUR/JPY　128.98　GBP/JPY　145.87