東京市場、急反落
朝から弱いスタートになりました。
前場前半の段階で、TOPIXが直近安値更新となりました。
日経平均も10時半以降、上海が寄り付き軟調ということもあってか、直近の終値ベースの安値水準を割り始めてしまいました。
グローベックス市場でも、ダウ工業株先物が前場段階ですでに100ドル安の気配になっていましたから、上海というよりもアメリカの先物市場を気にしたということかもしれません。
(年初来安値を割り始める)
本格的に崩れたのは後場です。
グローベックスはこの段階でダウ工業株先物が200ドル前後の気配切り下げ。
TOPIXは3月23日の、終値ベースの年初来安値を割っています。26日のザラ場での年初来安値はまだ割っていません。これは1645ですが、本日引けは1650。
一方日経平均ですが、TOPIXに比べますと、まだまだ余裕があります。
心理的節目である22,000円を引け前には一度割っています。21,993円まで下落。終値では604円安の22,010円。その後先物はラージの場合、21,920円まで下落。
(出来高不足。底打ち感出ず)
ただ、全体に出来高増大を伴った下落になっていないので、まったく底打ち感がでません。週末までにはまた中途半端な自律反発(売り方のショートカバー主体)が起こっては、その後が再び安値更新をトライするといったようなことを繰り返されますと、とめどもなく下げ続けてしまうので、非常に買い方にとっては厄介な相場展開です。
売り方にとってみれば、かさにかかって売り叩けるので、非常にやりやすい状況ということになります。