“下値模索”は考えづらいが、本日も“膠着”…！？
※ご注意：予想期間は10月23日と表示されていますが、本日（10月22日）の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
先週末はNYダウ反発/米10年債利回り上昇も後押しとなり、ドル円は一時112.649円へと値を戻しました。
ただし“週末のポジション調整”の意味合いも強く、「方向感が定まった」とはいいづらいのが実状です。
“前日高値（21日：112.730円）”にもまだ届いておらず、「下値は堅いが、上値も重い」を地でいく様相ともいえます。
◆週を跨いでも、“リスク回避の浮沈に一喜一憂”…？
後退こそしていますが、払拭されたわけではないだけに、週を跨いでも“リスク回避姿勢の浮沈に一喜一憂”といった展開が想定されるところです。
株価動向を含めて、細心の注意を払っておく必要がありそうです。
もっとも先週末も記したように、現在のリスク回避要因は「かつて知ったるものばかり」という面が否めません。
このため“円買い”への伝搬は軽微に留まりやすく、“材料不足”の印象も拭えません。
このまま“ズルズルと下値模索”というのも、考えづらいところです。
◆本日は主だったイベントも不在
先週末の“112.00-111.80円”の分厚さはそのままに、ドル買いオーダーは“112.30-10円”へ一段切り上った印象があります。
一方“112.60円超”に展開するドル売りオーダーも相変わらずであり、一筋縄ではいきそうにありません。
そうした中、本日は主だったイベントも不在という状況です。
新たな材料でも飛び出さない限り、「“一喜一憂”しつつも、“揺れ動き”に徹する」を基本と考えたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5：113.285（10/10高値、50月移動平均線、ピボットハイブレイクアウト）
上値4：113.085（10/4～10/15の50％戻し、日足・一目均衡表基準線、200週移動平均線）
上値3：112.961（20日移動平均線、大台、ピボット2ndレジスタンス）
上値2：112.730（10/18高値、10/4～10/15の38.2％戻し水準、ピボット1sレジスタンス）
上値1：112.649（10/19高値）
前営業日終値：112.554
下値1：112.454（日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線）
下値2：112.247（ピボット1stサポート）
下値3：112.141（10/19安値）
下値4：111.952（10/18安値、50日移動平均線、大台、ピボット2ndサポート）
下値5：111.732（10/16安値、ピボットローブレイクアウト）
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析！マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
10:47 ドル円 抵抗・支持ライン追加
