FOMCの結果待ちの中、ドル売り優勢=NY為替チェック
きょうのNY為替市場、序盤はドル売りが優勢となっており、ドル円は110.40円近辺に伸び悩む展開となっている。東京時間には110.70円近辺まで上昇していた。きょうは午後にFOMCの結果発表を控えており、それに絡んだ動きが出ているのかもしれない。
利上げはほぼ確実視されており、市場も十分織り込んでいる。注目はFOMCメンバーの金利見通しやパウエルFRB議長の会見に集まりそうだ。特に金利見通しで今回を含めてあと3回の利上げ期待が強まるか注目されるところではある。ただ、貿易問題など不透明な要素も抱えていることから、FRBは慎重との見方も少なくはない。
もし、FRBが慎重姿勢を強調してきても、ドル円が素直に売りの反応になるかは未知数。翌日にECB理事会を控えていることや、株式市場がポジティブな反応を示せば、円安が強まる展開もあり得る。
いずれにしろ、今回のFOMCを通過して200日線の水準を維持できるようであれば、5月に付けた高値111.40円水準を試す展開も期待され今回の反応は要注目ではある。
USD/JPY 110.39
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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