G7など控えてやや円高、週明けももみ合い
忙しい人のサマリー
G7など控えてやや円高、週明けももみ合い
G7では通商問題での対立が目立つ展開に、共同宣言を米国承認せず
12日の米朝会談、その後FOMC,ECBなどイベント目白押しで積極的なポジションとりにくい
【東京市場】しっかりも限定的
ドル円は一時109.85円近辺を付ける動き。しっかりの展開も値幅は限定的。
週末のG7、来週の米朝会談、FOMCなどを控えて慎重姿勢が継続で、ドル円の110円手前はやや売りが出る流れ。
クロス円も一時しっかりの展開も、上値追いには慎重で
午後には調整売りが目立つ展開となった。
【ロンドン市場】円買い強まる
ドル円は109円20銭台まで一時下落。ユーロドルなどではドル買いが優勢で、ドル高円高の流れ。
G7を前にした警戒感などが背景に見られた。
通商問題をめぐる溝の深さが印象的で、まとまる印象が見えないG7だけに、リスク警戒感が広がった。
【NY市場】様子見に
ドル円は一時の109円20銭近辺から半ばまで戻して週の取引を終えた。
頭の重さは継続もイベントを前に突っ込んだ売りにも慎重な動きがみられ、ドル円、クロス円はもみ合いとなった。
関税及び貿易をめぐる対立はある程度想定内で、下値を積極的に売る動きには警戒感も。
【本日の見通し】もみあい
明日の米朝会談を控え様子見ムード。
G7は共同声明を米国が承認しないと発言する異例の事態で、関税問題なども対立が予想されるものの、ある程度は想定内で、今回のサミットで解決するという期待感も薄かったため、影響は限定的か。
もっとも頭の抑える材料にはなるだけに、109円台を中心としたもみ合いとなりそう。
ユーロは木曜日の理事会に期待も少し遠い。ポンド売りの流れもあり、対ドルでも頭が重そう。
【本日の戦略】レンジ取引を意識
イベントを前に突っ込んだ売り買いは避けたいところ。
109円台での取引を中心にデイトレは回転を期待。
スウィングは不安定な動きで売りが出たときに
じっくりと買い下がりを意識も無理をせず。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません