一時111円台も、週末を前に調整
忙しい人のサマリー
一時111円台も、週末を前に調整
米長期金利一時3.12%を付けるも、3.05%近辺に戻されるなど
上昇続かず、基調はしっかり。
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
【東京市場】ドル円一時111円台も盛り上がらず
18日の東京市場は、米10年債利回りが3.12%に乗せるなど、長期金利の上昇が強まる場面が見られたこともあり、一時111円台を付ける場面が見られた。1月23日以来約4か月ぶりのドル高円安圏。もっとも昼頃に高値を付けてからはもみ合い。110円90銭台での膠着が続いた。
朝の日本の消費者物価指数が弱めに出たことについては、大きな影響が見られず。
その後ロンドン勢の本格参加を前に米債の買戻しが入り利回りが上昇(債券価格上昇=利回り低下)、ドル円も少し値を落としたが110円80銭台までと、下値はしっかり。
朝方1.17台を付けていたユーロドルは1.18台を回復したものの1.1810近辺と、こちらもドル高の調整は限定的なものにとどまっている。
【ロンドン市場】ドル高強まる
ロンドン市場でも再び111円台に。
朝方は東京市場の調整もあって、若干ドル売りの動きも限定的なものにとどまり
その後再びの上昇へ。
ユーロドルが1.18台を回復した後、1.17台へ値を落とすなど、主要通貨は軒並みの振幅を経てドル買いに。
【NY市場】利益確定広がる
米長期債利回りが低下し、ドル売りにつながった、10年債は3.12%を付けた東京から3.05%台まで下落へ。
この動きを受けて利益確定のドル売りが広がり、ドル円は110円60銭近辺まで。
イタリア債の売りが強まっていることもありユーロは軟調で1.17台推移。
【本日の見通し】基調はドル買い
米長期債利回りにらみの展開。
昨日に流れをうけていったん上値一服感もあり、頭の重い展開が予想されるものの、基調は変わらず、押し目ではドル買いが出そう。
110円近辺がしっかりしてくると、基本は上方向に。
ユーロドルなどでのドル買いが優勢となっていることも、ドル円の支えとなりそう。
【本日の戦略】押し目買い
長期債、ドル円ともに調整がいったん入っているものの、流れは変わらず、基本的にはドル高を意識。
ドル円は111円台回復に向けた動き。
出来れば110円台でポジションを作りたいところで、押し目を丁寧に待って買いたい。
デイトレは111円ばさみを基本に、こちらも買いから。あまり無理をせずに早めに見切りも。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません