[3月23日版] 警告:もはや、日本株の上昇は終わりか?
FOMCが明け、祝日も明け。休み前の手控えムードが和らぎ、日本株市場は大型株・小型株を問わず、全面的に強い動きが目立ちました。
「そろそろ底打ちすると良いなぁ」なんて期待をしている方も多いハズ。・・・でも、残念ながら、今週末は弱気な推移が続きそうな気配がします。
…というのも、まず、為替がふたたび円高方向に触れてきたのが逆風。また、日本株を買いづらくなりそうです。それに、NYダウが乱高下しているのも不安材料。「ヘタに手を出すぐらいなら、週末は手控えてゆっくり休日を過ごしたい」なんて人が出てきそうです。
そう考えると、今週末は買い控えが起きやすく、株価は上昇しづらいんじゃないかなぁと思っています。頼りの新興株もパッとしないので、全体的にやりづらい相場になりそうですね。
相場上昇が期待しづらい、今のような状況では、まだまだ下落していない株ほど、換金のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。
ちなみに、ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種は、以下の3業種です。
【ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比+2.32%)
◯ 医薬品(同+1.93%)
◯ 情報・通信(同+0.80%)
以上の3業種については、まだほとんど下落していません。これから、換金売りされやすいと考えられます。
CME先物は、3月22日20時40分現在で対日経平均比-367円。そこそこ弱気な動きです。日本株市場は、ふたたび暴落につながるかもしれません。
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見しておくのが良いでしょう。3月23日は、弱気で臨みます。今まで以上に、リスク管理に気をかけておきたいですね。
…ということで。3月23日も、気を引き締めていきましょ~!