円高警戒感続く 21100-21600円のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
●本日の日経平均は止まらない円高警戒感から軟調と読む。CTAの仕掛けが為替次第では再開する可能性もある。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物(夜間取引)終値は2万1460円。CME日経平均先物の終値は2万1475円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1464円とほぼ同水準。
●日経平均株価と上下の節目
────────────
2万1893円 26週線
2万1475円 CME日経平均先物
●2万1464円 昨日終値
2万1427円 5日線
2万1045円 200日線
●昨日発表された2月9日現在の裁定取引に伴う現物株の買い残(期近・期先合計)は前週比6196億円減の1兆7398億円。直近の1月5日時点の3兆4266億円(15年12月4日時点以来の高水準)をピークに5週連続で減少。
●2月9日申し込み時点での信用評価損益率はマイナス10.10%と、2週連続の悪化。直近の最小マイナス幅は1月12日時点のマイナス3.63%で、2月9日の週は相場が大幅安となった影響で評価損が膨らみ、マイナス幅は昨年9月8日時点以来5カ月ぶりの大きさ。
●黒田日銀総裁、衆院財務金融委に出席の予定 10時と11時から
雨宮日銀理事も14時20分から出席の予定
●本日は北朝鮮の故金正日総書記生誕76年。また、中国・上海市場は、
春節(旧正月)に伴う大型連休で21日まで休場です。
●本日の予定
16日(金) 決算:ブリヂストン、ユニチャーム
米1月の住宅着工件数
※予定は変更することがあります。