[2月14日版] もうすぐ暴落しそう・・・
横浜の自宅より、、、
2月13日、日経平均は137円94銭安となりました。東証一部の業種別で見ると、全33業種中、値上がりしたのは5業種でした。残りの28業種が下落しました。
先週末から、NYダウは底固めが行われました。9日、12日と合わせて、NYダウは700ドル以上も上昇しています。米国株の下落が一服したので、本来であれば、日本株も強い動きになるはずでした。
でも、13日の日本株は大きく下落。上海も、FTSEも、NYダウも、どこも上昇しているのに、「なんで、日本株だけ・・・?」と思った方も居るでしょう。
なぜ、日本株「だけ」上昇しないのか?
考えられる大きな理由の1つは、「円高」です。13日、ドル円のレートは、大きく円高へと振れました。レートは、13日18時時点で、1ドル=107円台後半です。外需株が多い日経平均は、円高によって押し下げられたのでしょう。
テクニカル面から考えてみましょう。ここ数日、繰り返しお伝えしていますが、ぼくは、日本株は「下落トレンドすれすれ」の危険状態だと思っています。信号機で言えば、「黄色信号」が灯っている状態です。
なぜか? それは、「日経平均が75日線を割り込むと、一気に弱気になる傾向がある」からです。
日経平均は、終値が75日線の上にあるときには、どんな株を買っても、勝ち目が強い傾向があります。しかし、これが一転して、終値が75日線を下回ると、何を買っても損する傾向があります。
これは、過去のデータを基に得られた傾向です。これから更に、200日線を割り込むと、「超弱気」です。こうなってしまうと、もう手がつけられません。
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気になるこれからの展望ですが、ぼくはまだまだ「悲観的」です。円高が進行している上に、日経平均の先物も弱気です。よほど強い買い材料がないと、反発するのは難しいでしょう。
このまま日経平均が、200日線を割り込むことになったら、うかつに株を買えません。・・・まぁ、これから先のことは、誰にも分かりません。ぼくら個人投資家は、「何が起きても利益を出せる」ように、立ち振る舞い方を考えておいた方が良いでしょうね。
かつてのリーマン・ショックのように、「2回目の暴落」「3回目の暴落」のように、何度も暴落がくる可能性もあります。しばらくポジションをおさえ、静観しておくのが無難だと思います。
相場上昇が期待しづらい、今のような状況では、まだまだ下落していない株ほど、換金のために売られやすいと考えられます。よって、こういった銘柄には、注意しておく必要があるでしょう。
ちなみに、ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種は、以下の3業種です。
【ここ1ヶ月でほとんど下落していない業種別株価指数】
◯ その他製品(前月比-4.78%)
◯ 小売(同-4.79%)
◯ 医薬品(同-4.82%)
以上の3業種については、まだほとんど下落していません。これから、換金売りされやすいと考えられます。
CME先物は、2月13日17時52分現在で対日経平均比-205円。かなり弱気な動きです。日本株市場は、ふたたび暴落につながるかもしれません。
今のところは、あまり資金を投入せず、様子見しておくのが良いでしょう。2月14日は、弱気で臨みます。…ということで、2月14日も、気を引き締めていきましょ~!