ついに終値で2万4000円突入!この後株価はまだ上がるのか?= フェアトレード 西村剛
23日の日経平均は前日比307円82銭高。
日銀が「経済・物価情勢の展望」で物価の現状判断について上方修正したことや、金融政策の現状維持を決定したことを受け、海外投資家らがファーストリテイリング・ソフトバンクなど値がさ株に買いを入れ指数を押し上げた。
午後には一時2万4129円まで上昇し、1991年11月以来、26年2カ月ぶりの高値更新となった。
【1月23日15時時点の為替相場】
一方で円相場は、23日15時07分時点では1ドル=110円79~80銭と、前日17時時点に比べ1銭の円安・ドル高水準で推移。
米連邦政府のつなぎ予算案成立を受けてドル買いが進行したが、反面、日銀の金融政策決定会合の結果や黒田東彦総裁の記者会見内容を見極めたいとの雰囲気から積極的な取引は控えられ、方向感のない動きに留まっている。
【1月24日に注目の業種】
為替の動向が定まらない今、為替の影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるため、そのような状況では以下に挙げるような内需株に注目したい。
<為替感応度の低い業種>
※2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、あまり値動きが左右されなかった業種
1.保険(前週比+0.94%)
2.銀行(同-0.86%)
3.電気(同-1.01%)
4.ガス(同-1.01%)
これらのうち電気・ガス業は、前週との比較で下落しており出遅れ感があることから、これから人気化する可能性があると考えられる。
もし為替がこのまま方向感のないまま推移するのであれば、1月24日の日本株は【前日と同水準を保つ】と予測する。