まもなくECB理事会の結果発表
日本時間午後9時45分にECB理事会の結果発表が予定されている。続いて、日本時間午後10時半からはドラギECB総裁会見が始まる。今回は新規施策は打ち出されない見込み。
ECBスタッフ経済予測が注目される。9月7日時点では、来年以降の成長見通しは据え置かれる一方で、インフレ見通しは引き下げられていた。また、前回10月26日の理事会では、債券購入を18年9月まで延長、月額は300億ユーロに減額、と決定されていた。必要ならばQEの規模や期間を拡大する選択肢を残す、との慎重な文言もあった。一方で、ドラギECB総裁からは、大規模な(ample)刺激策が引き続き必要、との認識が示されていた。大規模な(ample)との表現がこれまでよりもやや弱い表現とみられており、出口に向けた下準備との見方もでていた。
上記の点を踏まえて、今年最後の理事会で来年に向けたビジョンがどの程度示されるのかどうかが注目される。
執筆者 : MINKABU PRESS
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