反落、米景気悪化のなかでの利上げ継続を警戒=NY原油概況
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=79.48(-0.70 -0.87%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.70~0.65ドル安。その他の限月は0.62~0.09ドル安。
米国の景気後退懸念が相場を圧迫した。米鉱工業生産指数や米小売売上高が2ヶ月連続の前月比マイナスとなり景気悪化見通しが強まったなかで、ブラード米セントルイス連銀総裁やメスター米クリーブランド連銀総裁がインフレ抑制のためには5%超への政策金利の引き上げが必要であるとの認識を示したことが重しとなった。フェドウォッチでは5%での利上げ打ち止めが期待されている。
時間外取引から2月限は堅調に推移し、通常取引開始後は82.38ドルまで上げ幅を拡大した。ただ、その後は売りが強まり、マイナス転換すると79.01ドルまで下げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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