反発、病み上がりの中国経済の心理的な正常化に期待=NY原油概況
NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=75.38(+0.92 +1.24%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.90~0.92ドル高。その他の限月は0.36~0.90ドル高。
中国経済の正常化期待が相場を押し上げた。ゼロコロナ政策が実質的に撤回されつつあることから、石油需要が回復していくと期待されている。ただ、ゼロコロナ政策が封鎖や隔離、マスク、消毒などによってコロナの恐怖感を市民に植え付けたこともあって、コロナ生活に慣れた市民の動きは萎縮しており、心理的な正常化には時間が必要とみられている。クリスマス休暇を控えた買い戻しも支援要因。
時間外取引で2月限は堅調に推移した後に売りが強まると、74.03ドルまで弱含んだがマイナス圏での推移は一時的。通常取引開始後も売りに押される場面があったものの、買い戻しが優勢で76.64ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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