ポンドの最近のアウトパフォームは終焉との見方=NY為替
きょうのポンド円はロンドン時間に167.40円近辺まで上昇した後、NY時間になって166円台半ばに伸び悩む展開が見られている。先ほどからポンドドルが伸び悩んでいるほか、ドル円が下落していることがポンド円の上値を圧迫している模様。
市場からは、ポンドの最近のアウトパフォームは終焉との見方が出ている。英経済は高い住宅ローン金利と労働者のストライキによる打撃に直面する一方、市場はよりリスク回避的になっており、ポンドの最近のアウトパフォームは終焉を迎えそうだという。
ハリファックスのデータによると、英住宅価格は11月に前月比2.3%下落した。ただ、英住宅ローン金利は依然として高水準で、金利上昇が市場に浸透するにつれて更なる痛みが生じる可能性があるという。また、ストライキによる経済的混乱もセンチメントを低下させるリスクがあるとしている。
市場参加者が今後発生する混乱を適切に織り込んでいるとは思われず、ストライキが予定通り実施されれば、信頼と成長への打撃は顕著になる可能性があるという。
GBP/JPY 166.55 USD/JPY 136.54 GBP/USD 1.2198
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。