クレディスイス、ソフトバンク提訴に向け進展

　スイスのクレディスイスは、英金融ベンチャーのグリーンシル・キャピタルの破綻に絡み、ソフトバンクＧ＜9984＞を相手取った訴訟開始に向けて最初のハードルをクリアしたと伝わっている。ブルームバーグが伝えた。

　ロンドンの判事は本日、クレディスイスのサプライチェーンファンドは、論争の的となっている一連の取引における被害者と見なされ得るとし、グリーンシルの清算人ではなく、同ファンド自らが訴訟を起こすことが可能だとの判断を示した。

　同判事はまた、ソフトバンクＧは正式に訴訟が提起される前に自らを防衛することが可能だとの考えも明らかにしている。

　これが認められれば、昨年のグリーンシル・キャピタル破綻をきっかけとする係争の火ぶたが切られることになる。同行は昨年にグリーンシル破綻に続いて、アルケゴスの破綻による打撃も受けていた。