ポンドがさらに回復する余地は限定的との見方=NY為替
きょうのポンドドルはロンドン時間に売りが優勢となり、1.2060ドル付近まで一時下落していたものの、NY時間に入って1.20ドル台後半に戻す展開となっている。米感謝祭明けの金曜日で市場参加者も少ない中、様子見の雰囲気が強い。
ドル買いが一服する中、ポンドドルは買い戻しが膨らみ、心理的節目の1.20ドルを回復している。ただ、ここからさらにポンドが回復する余地は限定的との見方も出ている。
投資家のポジション調整が最近のポンド回復に重要な役割を果たしているが、さらなる上値追いには慎重になるべきだという。ポンドドルは1.22-1.23ドルまで一時的に上昇する可能性はあるものの、この水準が年内の最高だと指摘。
インフレ抑制に向けた英中銀の追加利上げが確実視される中、年末から来年初めにかけて、英経済が難しいリスク環境に入る可能性を考慮すると、これ以上のポンドの上値は追いずらいという。
GBP/USD 1.2091 GBP/JPY 168.30 EUR/GBP 0.8601
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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