新興国通貨はインフレ低下でもドルほど恩恵を受けない=NY為替
ドル安が新興国通貨の買戻しを下支えしているが、金利スワップ市場の見方が正しいと仮定すれば、新興国通貨は今後深刻な逆風に直面するという。FRBが利上げペースを緩めたとしても、現在織り込まれているインフレと金利の見通しでは、インフレ調整後の米実質金利は金融危機前以来の高水準への上昇が見込まれる。
新興国もインフレは下げ止まりを見せ、一部の中銀はすでに利上げを一時停止する方向にある。しかし、新興国の全体的なインフレ低下は米国に遅れをとっているという。
そのため、新興国の債券や通貨はインフレ低下で実質金利が上昇したとしても、ドルほど恩恵を受けない可能性も留意されると指摘している。
USD/DKK 7.1558 USD/NOK 9.9531 USD/SEK 10.4032
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。