【海外市場の注目ポイント】10月の米生産者物価指数など
日本時間午後10時半に10月の米生産者物価指数が発表される。総合の大方の予想は前年比8.3%上昇、コアの大方の予想が同7.2%上昇となっており、総合の前年比の伸びが前月の8.5%上昇から鈍化する一方、コアの前年比の伸びが前月の7.2%上昇から変わらないとみられている。前週に10月の米消費者物価指数が発表されており、予想を下回っていた。10月の米生産者物価指数も同様の結果になれば、ドルが売られる可能性がある。
また、日本時間午後10時半には11月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数も発表される。大方の予想は、マイナス6.0となっており、前月のマイナス9.1を上回り、2カ月ぶりに上昇すると見込まれている。
さらに、日本時間午後7時には11月の独ZEW景況感指数、7-9月期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値、9月のユーロ圏貿易収支も発表される。11月の独ZEW景況感指数は、大方の予想がマイナス51.0となっており、前月のマイナス59.2を上回り、2カ月続けて上昇するとみられている。7-9月期のユーロ圏GDP改定値は、大方の予想が前期比0.2%増となっており、速報値の同0.2%増から変わらないと見込まれ、9月のユーロ圏貿易収支は、大方の予想が420億ユーロの赤字となっており、前月の473億ユーロの赤字から赤字幅が縮小するとみられている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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