続伸、OPECプラスの減産合意後の買い戻し続く=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=87.76(+1.24 +1.43%)
ニューヨーク原油は続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.69~0.75ドル高、その他の限月は0.56~1.11ドル高。
石油輸出国機構(OPEC)プラスが日量200万バレルの生産目標の引き下げで合意したことによる買い戻しが続いた。主要国の中銀の金融引き締めによって景気が悪化していることから、主要産油国は相場の下支えを続けるとみられている。ただ、OPECプラスの減産合意によってインフレ圧力が十分に後退せず、各国中銀が政策金利をより引き上げ、金融引き締めを長期化しなければならないリスクが警戒されていることは上値を抑えた。
時間外取引で11月限は前日終値を挟んで上下したなかで、一時87.04ドルまで軟化。ただ、通常取引開始後は買いが優勢となり89.05ドルまで上昇した。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。