ドル円が145円台を一時回復 ドル買いが続く=NY為替
NY時間の昼に入ってドル買いの動きが続いており、ドル円は145円台を回復する場面が見られた。きょうの市場はNY時間に入ってリスク回避の雰囲気が広がっており、株安、米国債利回り上昇の中で、ドルは買い戻しが優勢となっている。
きょうはカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の講演が伝わっていたが、「政策スタンス変更のハードルは非常に高い」と述べていた。今週も複数のFOMC委員の発言が伝わっていたが、いずれもタカ派姿勢を堅持していることを強調し、市場で観測が出ている、来年の利下げ期待も否定している。
今週前半に発表になった米経済指標が弱い内容だったことで、FRBのタカ派姿勢がいずれ緩むのではとの期待から、ドルは戻り売りが活発に出ていたが、明日の米雇用統計を前にリスク回避のドル買いが再び広がりつつある。
目先は財務省による為替介入後の高値145.30円が上値メドとして意識される。
USD/JPY 144.94 EUR/JPY 142.07
GBP/JPY 161.53 AUD/JPY 92.96
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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