円高・ドル高、不安要素はそこかしこに=東京為替前場概況
東京午前はリスク回避の円買いやドル買いが優勢。世界的な景気悪化見通しが背景。インフレ懸念が根強いなかでトラス英新政権の舵取りが不安視されているほか、11月の米中間選挙後のバイデン政権の舵取りも不透明。ロシアがウクライナの一部地域の併合を今週中にも発表する見通しであり、その後の軍事衝突の拡大も危惧されている。
ユーロ円は138.14円付近、ポンド円は153.93円付近、豪ドル円は92.52円付近まで円高推移。ユーロ・ドルは0.9545ドル付近、ポンド・ドルは1.0634ドル付近、豪ドル・ドルは0.6389ドル付近までドル買いが優勢。
ドル円は144.40円付近まで一時的に円買いが強まったが、すぐに144円後半に切り返している。ドル買い圧力が根強いことがドル円の下値を支えている。
MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。