反発、ハリケーンの接近で買い戻し=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=78.50(+1.79 +2.33%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.63~1.79ドル高、その他の限月は0.30~1.48ドル高。
ハリケーン「イアン」が米フロリダ州に向けて移動しているなかで、避難のためメキシコ湾の海上油田で生産が一部停止していることが相場を押し上げた。「イアン」は石油関連施設が集中するテキサス州やルイジアナ州には移動しないほか、米国の海上油田の生産量が全体に占める割合は限定的だが、下げが続いていた反動で買い戻しが優勢となった。来週の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で生産目標引き下げの思惑が高まっていることや、ドイツとロシアを結ぶノルドストリームからガス漏れが発生したことも支援要因。
時間外取引で11月限は堅調。通常取引序盤には79.51ドルまで上げ幅を拡大したが、その後は買い戻しが一巡した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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