ECBが年内にQT発表の可能性はあるが、まだ決定的なものではない=NY為替
きょうもドル買いの流れが継続する中、ユーロドルは上値の重い展開が続いており、0.95ドル台に再び値を落としている。ECBの大幅利上げ期待は高まっているものの、ユーロの買い戻しが活発化する気配は見られていない。きょうも欧州のガス価格が19%急上昇する中で、景気への不安感は根強い。欧州のガス価格の急伸については、ロシアによるウクライナのナフトガス制裁の可能性が伝わっている。
米大手銀の顧客調査によると、回答者の半数以上が、ECBが年末までに量的引き締め(QT)を発表すると予想しているようだ。しかし、その回答の割合は52%が年末までの発表を予想しているのに対し、48%は予想していないと回答。この調査からは、可能性はあるが決定的なものではないと結論付けられるという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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