アジア株 香港株は0.4%安、企業決算を警戒した売り 総じて弱い内容との見方 決算通過のテンセントは3.1%高
アジア株 香港株は0.4%安、企業決算を警戒した売り 総じて弱い内容との見方 決算通過のテンセントは3.1%高
東京時間14:14現在
香港ハンセン指数 19831.18(-91.27 -0.46%)
中国上海総合指数 3276.62(-15.91 -0.48%)
台湾加権指数 15367.38(-98.07 -0.63%)
韓国総合株価指数 2505.94(-10.53 -0.42%)
豪ASX200指数 7111.10(-16.58 -0.23%)
インドSENSEX30種 60115.36(-144.77 -0.24%)
アジア株は総じて下落。
香港株は0.46%安、企業決算発表への警戒感が高まっている。きのう発表されたテンセントの四半期決算が2004年の上場以降で最大の減収幅を記録した。コロナ感染拡大に伴うロックダウンや当局による締め付け強化が影響した。同日発表された香港証券取引所の上期決算も弱い内容だった。純利益が前年同期比で27%減、収入は13%減となった。感染拡大などで投資家心理が悪化、取引量が減ったことが影響した。同社株は1.7%安。
香港取引所やテンセント同様、ほかの企業の決算も弱い内容になることが予想されている。きょう決算が発表されるオンラインゲーム会社のネットイースは1.6%安。
先ほど発表されたカジノ運営会社のギャラクシーエンターテイメントの上半期決算の調整後EBITDAは1.91億香港ドルと前年同期比90%減となった。同社株は1.3%安と決算を受け下げ幅を拡大、決算発表前は0.6%安だった。
想定していたほど悪い数字ではなかったとの見方からテンセントホールディングスは3.1%高と買い戻されている。
上海株は0.48%安。感染拡大に伴う景気減速が懸念されている。中国全体の新規感染者が17日、約3カ月ぶりに3000人を超えた。
ゴールドマンサックスと野村ホールディングスは中国の2020年度成長率予想を下方修正した。ゴールドマン従来の3.3%から3.0%に、野村は3.3%から2.8%に引き下げた。
執筆者 : MINKABU PRESS
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