豪ドル円は往って来い、雇用者数が予想外の大幅減も失業率は改善 9月会合も50bp利上げの予想は変わらず
豪ドル円は往って来い、雇用者数が予想外の大幅減も失業率は改善 9月会合も50bp利上げの予想は変わらず
7月の豪雇用統計は雇用者数が4.09万人減と市場予想の2.50万人増に反して大幅減少となった。正規雇用者数は前回の5.29万人増から8.69万人減に減少した。予想外の雇用者数の減少を受け、豪ドル円は一時93.60円台から93.40円台まで下落した。ただ、失業率が3.4%と前回の3.5%から改善、1970年代以来の低水準となった。失業率改善を好感した買いが入り、豪ドル円は往って来いに。
先日に発表された豪州賃金指数が市場予想に届かなかったこともあり、豪中銀のタカ派姿勢がやや弱まるのではないかとの見方が出ている。ただ、豪CPIが20年ぶり高水準であることや、豪中銀のインフレ見通し引き上げを受け、9月会合でも50bp利上げの予想は変わらずのもよう。
執筆者 : MINKABU PRESS
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