アジア株 上海株は0.5%高、金融緩和期待の買い 1年物MLF金利に続きLPR金利も引き下げとの見方広まる
アジア株 上海株は0.5%高、金融緩和期待の買い 1年物MLF金利に続きLPR金利も引き下げとの見方広まる
東京時間11:12現在
香港ハンセン指数 20052.79(+11.93 +0.06%)
中国上海総合指数 3294.37(+18.43 +0.57%)
台湾加権指数 15421.68(+0.67 +0.03%)
韓国総合株価指数 2540.50(+12.56 +0.50%)
豪ASX200指数 7109.60(+45.26 +0.64%)
アジア株は軒並み上昇。
弱い米中指標を受け世界的な景気減速懸念が高まっているものの、米大幅利上げ観測後退で米株が上昇していることや、中国政府による景気刺激策への期待感が高まっており、アジア株は上昇している。ただ、夏休みシーズンで参加者が少ないうえ、今週予定されている米FOMC議事録を見極めたいとの見方から積極的な売買は手控えられている。
上海株は0.57%高、景気刺激策期待の買いが続いている。きのう発表された中国7月の一連の指標が総じて弱い内容となったことを受け、人民銀行が1年物MFL金利に続き、最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)も引き下げるのではないかとの期待感が広がっている。LPR金利は来週22日に公表される。不動産株が総じて上昇。金地集団は4.3%高、中国光大嘉宝は4.2%高、新城控股集団は1.9%高、保利置業集団は1.8%高。
一方、感染拡大懸念は重石。中国全体の16日の新規感染者は2368人となり、4日連続で2000人を超えている。北京市や上海市など大都市に感染が広がれば、再びロックダウンなどの制限措置が導入される恐れがある。
執筆者 : MINKABU PRESS
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