ポンド円は162円台に戻す トラス外相が英中銀の責務見直しに言及=NY為替
ポンド円もドル円と同様に下に往って来いの展開が見られている。序盤は米生産者物価指数(PPI)を受けてドル円に売りが強まったことから、ポンド円も161円台前半に下落していたが、その後は162円台に戻している。
英国では事実上の次期首相を選ぶ与党・保守党の党首選が繰り広げられているが、優勢が伝えられるトラス外相は足元の高インフレについて英中銀も責任の一端があると非難し、英中銀の責務見直しにも言及している。80年代に失敗したマネーサプライや名目GDPも新たな目標に設定する考えにも触れていた。
しかし、もしそれらが英中銀の目標として設定された場合、ポンドと英国債の急落を目の当たりにすることになるとの警告も出ている。市場もまだ深刻には捉えていないようだが、リスクとしては留意して置くべきかもしれない。
GBP/JPY 162.32 USD/JPY 132.82 GBP/USD 1.2221
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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