反発、米CPIの鈍化や米ガソリン需要の回復で=NY原油概況
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=91.93(+1.43 +1.58%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.43~1.53ドル高、その他の限月は0.63~1.63ドル高。
7月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化し、インフレ高進による景気悪化懸念がやや後退した。積極的な米利上げ観測がやや和らいだことも相場を押し上げた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、石油製品全体の需要は節目の日量2000万バレルを下回って低調に推移したが、ガソリン需要が前週比で増加したことも好感された。
時間外取引で9月限は売り優勢。通常取引開始前に買い戻しが強まる場面はあったが上値は抑えられ、通常取引序盤には87.66ドルまで一段安となった。ただ、その後は買い戻しが優勢となり、92.43ドルまで上げた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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