【本日の見通し】米消費者物価指数次第
【本日の見通し】米消費者物価指数次第
本日21時半発表の米消費者物価指数(CPI)次第の展開。今週最大の注目材料である米CPI。前回は前年比全+9.1%と予想を超え、約40年半ぶりの9%台となった。今回は大幅な上昇の材料となって居るエネルギー価格の上昇が一服していることもあり、前年比+8.7%まで鈍化見込み。ただエネルギーと食品を除いたコア部分は前回の+5.9%から+6.1%に上昇見込みとなっている。総合の鈍化が市場を下回るもしくはコアの上昇が予想以上となった場合はドル買いの動きが強まる可能性。
先週末の米雇用統計を受けて大幅利上げのハードルが下がっているだけに、強めの物価統計は利上げ期待拡大につながりやすい。
発表までは動きが出にくい。物価の鈍化が予想以上になるとドル売りが強まる可能性があり、上下ともにリスクが大きいだけに、無理をしない展開となりそう。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。