エンドーが急落 まもなく破産申請を表明＝米国株個別

　薬品のエンドー・インターナショナル＜ENDP＞が急落。上位債権者との取引の一環として、まもなく破産を申請すると発表した。同社は第１抵当権者の債権者グループと建設的な協議を続けており、その取引の一環として事前に取り決めた連邦破産法第１１条の適用を申請するという。１１条の適用を申請すると、債権者への返済計画を練る間に企業は事業を継続することがでる。

　同社は医療用麻薬「オピオイド」訴訟の解決に苦悩している。同社は先月、遅延利息の支払いを行い、債務不履行に陥る前に取引を成立させるための時間を稼いだ。 

　同社は、オピオイド訴訟、膨らむ負債、主力薬の見通し悪化に対処するための最善の道について債権者グループと選択肢について議論してきた。６月には破産申請の可能性を含む選択肢を検討するために３８００万ドルの利払いを延期している。
 
　破産申請すれば、オピオイドの蔓延に関与したとして同社を提訴している政府機関やその他の団体と取引を行うことができるようになる。

（NY時間13:15）
エンドー＜ENDP＞　0.37（-0.30　-44.16%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美