アジア株 上海株は急反発 中国非製造業PMIが大幅上昇、緩やかな景気回復鮮明に 上海ディズニーランド営業再開
アジア株 上海株は急反発 中国非製造業PMIが大幅上昇、緩やかな景気回復鮮明に 上海ディズニーランド営業再開
東京時間11:07現在
香港ハンセン指数 21927.35(-69.54 -0.32%)
中国上海総合指数 3387.54(+26.03 +0.79%)
台湾加権指数 14927.82(-312.31 -2.05%)
韓国総合株価指数 2359.11(-18.88 -0.79%)
豪ASX200指数 6642.40(-57.83 -0.86%)
アジア株は上海を除いて下落。
上海株は売り優勢で始まったが、中国PMIを受け急反発。きょう発表された中国6月の製造業PMIは50.2と4カ月ぶりに好不況の判断基準である50を上回った。非製造業PMIは54.7と前回の47.8から大きく上昇、昨年5月以来の高水準となった。コロナ規制緩和と当局による経済支援を受け、製造業およびサービス業が回復、緩やかな景気回復が鮮明になった。上海市や北京市など大都市で新規感染者が減少し続けており、コロナ規制は一段と緩和される見通し。上海市ではきのうから店内飲食が再開、上海ディズニーランドはきょう営業を再開する。
上海市場ではレストランやホテル、レジャーといった消費者サービス関連が総じて上昇している。ホテル運営会社の上海錦江国際酒店は3.1%高、旅行会社の北京首旅酒店は2.6%高。
一方、中国の習近平国家主席がきのう「ゼロコロナ政策」を堅持すると改めて表明したことはやや懸念されている。習近平主席はあす、香港返還25周年記念式典に出席する予定。
香港株は0.3%安。強い中国PMIを受け一時プラス圏を回復したが、その後は再びマイナス圏に転落している。レノボやテンセントホールディングスなどハイテク関連が下落している。台湾や韓国も下落、時間外で米株が下落していることが懸念されているもよう。
執筆者 : MINKABU PRESS
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