米10年債利回りは低下 景気後退への懸念が根強い=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:33)
2年債 3.051(-0.059)
10年債 3.093(-0.079)
30年債 3.219(-0.060)
期待インフレ率 2.390(-0.084)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。市場はFRBが景気後退なくインフレを抑制する能力について懸念を抱いている。パウエルFRB議長は本日、ECBの年次フォーラムに出席し、「米経済は金融引き締めに十分対応できる状況にある。利上げが景気を減速させすぎるリスクもあるが、より大きなリスクは持続的なインフレ」と述べていた。
最終的にFRBはインフレを引き下げようとしていることから、9月、10月に入るころには、インフレデータが反転し始めるだろう」との見方も聞かれた。
米10年債は一時3.08%台に低下し、30年債も一時3.20%付近まで下げる展開。
2-10年債の利回り格差は4(前営業日:7)に縮小。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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