アジア株 上海香港は0.6%高、政策期待の買い入るもコロナ規制長期化懸念は残る 政府目標5.5%成長達成は困難との見方
アジア株 上海香港は0.6%高、政策期待の買い入るもコロナ規制長期化懸念は残る 政府目標5.5%成長達成は困難との見方
東京時間11:09現在
香港ハンセン指数 20247.94(+135.84 +0.68%)
中国上海総合指数 3090.51(+19.59 +0.64%)
台湾加権指数 16028.40(+64.77 +0.41%)
韓国総合株価指数 2627.63(+21.76 +0.84%)
豪ASX200指数 7182.40(+53.57 +0.75%)
アジア株は軒並み上昇。特に目立った好材料はなく前日に下げたことから、値ごろ感による買い戻しが入っている。中国政策期待の買いも入っているが、コロナ規制長期化に対する懸念が残っており、買いが続くかは微妙なところ。
香港株は0.68%高。HSBCや中国銀行など金融株が上昇している。華潤置地や碧桂園控股など不動産株も堅調。一方、前日のナスダック下落を受け、JDドットコムやアリババ、レノボ、美団などハイテク関連は軒並み下落している。上海市場では中国石油化工や中国石油天然気などエネルギー関連が買われている。
中国政府は6分野33項目にもおよぶ景気支援策を実施すると表明しているが、政府目標である5.5%前後の成長達成は困難との見方が強い。JPモルガンやUBSなど複数企業は相次いで中国の成長率予想を下方修正している。ブルームバーグのエコノミストは2%程度と予想している。
上海市の黄浦区では今日から27日の3日間、大規模なPCR検査を実施する計画だとの報道が伝わっており、実施した場合は感染者数が増加することが予想されるため、上海市全体のロックダウン解除期待が後退している。
執筆者 : MINKABU PRESS
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