ノーチラスが決算受け大幅安 ガイダンスが予想を下回る＝米国株個別

　フィットネス用品のノーチラス＜NLS＞が大幅安。前日引け後に１－３月期決算（第４四半期）を発表し、１株損益の赤字は予想ほどではなかったものの、売上高は予想を下回った。２０２３年度のガイダンスも公表しており、予想を大きく下回る第１四半期の売上高見通しを示したほか、通期の売上高見通しも予想を下回った。

　同社は上半期の売上高が底になると見ており、２０２３年度はパンデミック前の典型的な季節性に戻り、下半期の売上高が通年でより貢献すると予想している。第１四半期の売上高については、小売パートナー各社が高水準の在庫を処理することに伴う需要減を反映させた。下半期の売上高は通期の６５－７０％を占めると予想。パンデミック前の下半期の季節性である約６０％よりも若干高めを見込んでいる。

　また、２０２３年度末の総会員数は５０万人を超え、下半期の調整後ＥＢＩＴＤＡは黒字になる見込みだとも述べた。

（１－３月・第４四半期）
・1株損益（調整後）：-0.56ドル（予想：-0.58ドル）
・売上高：1.20億ドル（予想：1.22億ドル）
・粗利益率（調整後）：60.4％（予想：61.6％）
・EBITDA（調整後）：-0.17億ドル（予想：-0.20億ドル）

（４－６月・第１四半期見通し）
・売上高：0.45～0.55億ドル（予想：1.16億ドル）
・EBITDA（調整後）：-0.22～-0.27億ドル

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：0.85～0.95ドル（従来：0.85～0.95ドル）（予想：0.91ドル）
・売上高：3.8～4.6億ドル（予想：5.2億ドル）

（NY時間10:31）
ノーチラス＜NLS＞　1.96（-0.56　-22.11%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美