ドル円は127円台後半で膠着 労働力不足は依然として問題=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は127円台後半での膠着した展開が続いている。きょうの市場は米株が大幅高になるなどリスク回避の雰囲気が後退しており、ドル円も下値がサポートされている。一方、これまでのドル買いの動きも一服しており、ドル円の上値は抑えられている格好。
市場からは、労働力不足は依然として問題になっているとの指摘が出ている。景気後退の可能性を懸念する経営者がいる一方で、米労働市場は全体としてかなりの好調を維持しているという。多くの雇用主が労働者を求め続けており、従業員の採用を希望しているという。労働力不足はまだ本当にひどい状況が続いているとしている。
FRBが利上げを始めると景気後退のリスクは常にあり得る。しかし、現状は景気後退の可能性が高いとまでは言い切れないという。この先、景気後退が前面に出てくるかどうかはまだ未知数で、まさにコンロで煮詰まっている状態だと述べている。
USD/JPY 127.92 EUR/JPY 136.67
GBP/JPY 160.87 AUD/JPY 90.95
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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