株安がリスク警戒の円買いに=NY為替中盤
日本時間午前2時17分現在のドル円は1ドル=127.64円。米株の下げが重石となり、ドル円は円買いの動きが優勢となっている。水曜日に大きく崩れ、昨日も続落となった米株式市場は、朝方週末を前にした買い戻しなどにプラス圏推移となったが、その後一転して売りが優勢に。ダウ平均は前日終値比で500ドル超、朝の高値からは800ドル超の下げとなっている。
ドル円は朝方の株高もあって128円20銭台を付ける場面が見られたが、その後は円買いが優勢となり127円60銭前後まで。ロンドン市場で135円80銭前後を付けていたユーロ円は、ユーロの売りもあって135円割れを付けた後NY朝の円売りに135円40銭近くまで上昇。その後は円買いの動きが優勢となって134円60銭台まで。
ユーロドルは軟調。ロンドン市場で1.06に迫る場面が見られたが、その後は対ドル、対円ともに売りが出る展開に。1.0550割れを付けたと。戻りが鈍くなっており1.0550を挟んでの推移に。
欧州で感染者が相次いで見つかっているサル痘がらみのリスク警戒感もドル買い円買いに寄与している面も。
ポンドドルは1.24台後半での振幅、ポンド円はリスク警戒感からの円買いが優勢となりNY朝の160円台乗せから159円10銭台に。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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