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【これからの見通し】リスク警戒は一服も継続性は、きょうは米小売売上高の発表

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【これからの見通し】リスク警戒は一服も継続性は、きょうは米小売売上高の発表

 週明けは先週末からのリスク警戒一服の流れが継続している。ただ、世界的な状況はまだまだ不透明だ。フィンランドとスウェーデン両国が軍事的な中立を破棄して、NATO加盟へと歴史的な大転換をする。ロシア側の警戒感は相当なものとなっている。これに対してNATO加盟国であるトルコは反対の意を示している。今後の行方が注目される。

 中国の感染拡大による景気への影響も不安材料だ。昨日発表された4月中国小売売上高や鉱工業生産の大きな落ち込みがその影響を如実に示していた。ただ、感染拡大が収束に向けた動きとなっていることも事実で、今後の期待感につながる面もありそうだ。アジア市場の株式は全般に堅調に推移している。

 リスク材料としては米国をはじめとする各国のインフレ対応、金融引き締めが景気を冷やすことも大きな懸念となっている。世界経済の牽引役である米国の動向が気がかりだ。きょうは4月米小売売上高と同鉱工業生産などが発表される。市場予想は小売売上高が前月比+1.1%、鉱工業生産が前月比+0.5%と、いずれもプラス圏を維持する見込み。昨日の中国のような落ち込みにはならないものとみられている。米株式相場の反応が注目されよう。

 中国の感染拡大の収束と米経済統計の底堅さが、リスク警戒の後退につながってくることが期待される。今週はその流れの持続性をチェックしたいところだ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、米小売売上高と鉱工業生産・設備稼働率のほかに、ユーロ圏GDP改定値(第1四半期)、カナダ国際証券取扱高(3月)、米企業在庫(3月)などが予定されている。

 金融当局者の発言イベント予定は、センテノ・ポルトガル中銀総裁、カンリフ英中銀副総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、ラガルドECB総裁、パウエルFRB議長、メスター・クリーブランド連銀総裁など比較的多い。

 米主要企業決算では、ウォルマート、ホームデポなど小売関連企業の発表が予定されている。米小売売上高とともに消費動向を探る上で注目される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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