修正:反落、EUはロシア産エネルギーの禁輸に及び腰=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=101.96(-1.32 -1.28%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.32~1.16ドル安。その他の限月は1.05~0.73ドル安。
ウクライナ首都郊外ブチャの惨劇を背景に西側各国が追加制裁の検討を始めたものの、欧州連合(EU)がロシアからのエネルギーの禁輸に踏み切れそうにないことが相場を圧迫した。EUはロシア産の石炭の禁輸でまとまるようだが、天然ガスや原油ついては主張が引き続き分かれているもよう。べアーボック独外相は「EUはロシアの化石燃料の依存から完全に脱却する必要がある」と述べ、まずは石炭から始め原油と天然ガスが続くとしたものの、スケジュールは不明。
時間外取引で5月限は堅調。105.59ドルまで上昇する場面があり、通常取引序盤にかけても買いが優勢だった。ただ、売りが強まるとマイナス転換し、引けにかけては99.88ドルまで軟化した。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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