反発、ブチャの惨劇で追加制裁機運が高まる=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=103.28(+4.01 +4.04%)
ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.94~4.01ドル高。その他の限月は1.43ドル安~3.84ドル高。
ウクライナ首都の郊外ブチャで多数の民間人の遺体が見つかったことからロシアに対する批判が一段と強まり、追加制裁の機運が高まった。欧州連合(EU)は週内でエネルギーを軸とした追加制裁を取りまとめるとみられている。原油や天然ガスの禁輸となれば、ロシア産以外のエネルギーに対する需要が一段と高まり、供給がひっ迫する見通し。ただ、欧州各国が脱ロシアに踏み切るとしても、代替供給先を確保できるのか不明。
時間外取引で5月限は98.05ドルまで軟化する場面があったが下値は広がらず、通常取引開始が近づくと買い戻しが強まった。通常取引序盤は戻りが一時的に重くなったが、終盤には103.94ドルまで上値を伸ばした。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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