円高、インフレ高進を背景にやむを得ない協調引き締めが始まるのか=東京為替概況
21日の東京外為市場でドル円は113.63円付近まで円高・ドル安推移した。インフレ高進を背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)など主要国の中銀が数ヶ月以内に金融引き締めを本格的に開始する見通しであることが重し。意図はされていないが、結果的に協調引き締めが始まる可能性があることから、米株式市場で調整安が強まっている。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ開始は見送られるとしても、3月のFOMCに向けて引き締めのお膳立てが行われる見通し。
ユーロ円は128.56円付近、ポンド円は154.45円付近、豪ドル円は81.65円付近、NZドル円は76.47円付近まで下落。原油安を背景にユーロやドルに対してオセアニア通貨売りが入ったことから、豪ドル円やNZドル円の下げがきつかった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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